約束手形や小切手というのは同じように見えて異なります。
約束手形、小切手の違いについてご紹介します。
小切手って?
高額の現金を持ち運ぶというのは非常に大変なことです。
何千万円という単位になると、重量もありますし、なにより安全面において不安が高くなります。
そのようなときに、小切手を利用することによって、大金を持ち歩く必要なく紙一枚でも運ぶことができます。
さらに、盗難などのリスクを軽減できます。
それが小切手のメリットなのです。
小切手を作って相手に渡すのであれば、金額に見合った資金をしっかりと支払えるようにしておきましょう。
手形って?
手形というのは小切手とは異なり、作成を支払った時点で金額に見合っている資金がないとしても信用があれば支払う日にちを約束することで出金を先延ばしにすることができます。
手形というのは代金の支払いに使用するものと、信用取引との2つの機能があります。
その代わりに手形というのは定めた期限には間違いなく支払うようにしましょう。
万が一期日に資金を準備できなければ信用を失います。
6ヶ月以内に2回不渡りを出してしまえば銀行との取引自体が不可能になります。
そしてそのような手形を使用させた銀行もまた信用を失ってしまいますので、よほど信用がなければ使用することができないのです。
手形や小切手を振り出すためには
どのような用紙であっても、手形要件、小切手要件といった情報を漏れ無く記載をしていれば振り出すことができると法律上は定められています。
しかし、現実的なことをいえば、銀行において交付される手形用紙、小切手用紙でなければ振り出すことはできません。
そのため、手形や小切手を振り出す時には、まず銀行に行きます。
そして取引の申し込みを行って口座を作成します。
銀行においては当座勘定取引の申し込みを受けた時には不渡りを防ぐためにも信用調査を行い取引するだけの資格があるのかどうかを確認します。
問題がなければ必要書類の提出を行い、小切手用紙を購入し振出します。