手形割引を行う時には、割引人となっている金融機関に対して手数料、金利を支払わなければなりません。
このようなことを手形割引手数料というのです。
手形割引というのは、手形を担保にしている融資であると判断されますので、金利の支払いをしなければなりません。
手形割引料に金融機関における手数料をプラスした金額を手形割引手数料となるのです。
手形割引手数料の算出方法
手形割引手数料というのはどのように算出されているものなのでしょうか。
手形割引手数料は、手形額面金額×割引率×期日までの残りの日数÷365日になります。
では、計算に必要なものを詳しくチェックしていきます。
手形額面金額
手形額面金額というのは、手形に記載されている金額です。
期日になった時に支払われる金額です。
手形割引を依頼した場合、受け取ることができる金額は手形額面金額から手数料を引いた額です。
手形割引率
手形割引率というのは割引人に対して支払わなければならない金利になります。
この手形割引率というのは、手形割引依頼人、そして割引人との間で決定されます。
割引手数料の大半というのは、割り引いた分を依頼した日からの年利によって算出します。
期日までの残りの日数
手形割引率というのは年利になるのですが、手当が決済されるということは融資を返済するまでの期間が1年未満です。
手形割引率というのは日割りによって計算されています。
この日割り計算を行うのであれば、手形支払期限、支払先の休業日に重なるかどうかをチェックしてください。
そして重なるのであれば翌営業日までには日数がプラスされることになることを覚えておきましょう。
取立手数料
取立手数料というのは手形を交換する時の手数料も含まれます。
つまり、割引をする人や業者によってそれぞれ異なります。
少しでも手数料の安い業者に依頼をしたいと思っているのであれば、手数料の少ない業者を探すというのも良いでしょう。
そうすれば手形割引における出費を減らすことができるはずです。