手形割引業者を選ぶ時には、悪徳業者に引っかからないようにしなければなりません。
では、悪徳業者に引っかからないようにするには、どうすれば良いのでしょうか。
悪徳業者の見分け方
まず、貸金業を営むのであれば貸金業者の登録を忘れずに行わなければなりません。
貸金業登録番号もその一つです。
「○○県知事(1)001111」
といった番号が記載されているのですが、( )の中にある数字は営業開始からどのくらいの年数が経過しているのか、ということを意味しています。
数字が大きければそれだけ営業している年数が長いということになります。
また、業者というのは日本貸金業協会に加盟をしており、業界の動き、業者間における情報の交換を行っているのです。
貸金業の登録のない業者というのはまず信用などできませんが、協会に加盟していない業者にも注意してください。
その業者が登録されているのかどうかを確認するなら、金融庁のページからチェックできます。
すぐになんでも割り引く業者に注意
手形割引業者にとって、手形が不渡りになるというのは非常に大きな問題です。
持込人から回収をすることができないので貸し倒れということになります。
資金力に余裕があるのであれば良いですが、やはり万が一の時のために大手の企業の手形でも高額な金額を割り引くわけにはいかないのです。
中小企業において信用度の低い手であれば通常は割引は断られるものです。
にもかかわらずなんでも割り引かれても結局は不渡りになってしまえば持ち込み人が買い戻しをしなければならないのです。
なんでも割り引くというのは、ある意味業者の無責任な行動でもあるということなのです。
すぐに担当者が変更になる
業者を選ぶ時には、求人情報誌などにおいてどのくらい求人を募集しているかをチェックしてみるのも一つの手段です。
頻繁に求人を募集しているということは、それだけ担当者が変わりやすいということです。
担当者が頻繁に変わるというのは信用度に欠けますので、担当者の変わりにくい業者がおすすめです。