ローンやキャッシングにおいては相手にどのくらいの信用があるのか、ということを判断するために審査が行われます。
この審査が行われなければ、貸したお金を返済してもらえなくなることがあるのです。
金銭が関係する契約等においては、審査が行われるのが基本です。
そして、この手形割引においても審査が行われます。
手形割引の審査の内容
手形割引の審査というのは、様々な要素を色々な角度からチェックし、総合的に判断を行うのです。
基本的に、手形の振出人会社の信用というものがなによりも重要にはなるのですが、他にも判断される要素というのはあります。
振出人が上場企業なのであれば決算情報が記載されていますので審査を厳しくする必要はありません。
また、親会社があるのであれば、親会社の信用状況、手形の割引業者の信用情報の確認を行います。
年商の規模にあった手形の振出し残高といったものが審査における参考となるのです。
手形割引業者によって様々ですが、場合によっては振出し銘柄次第で割引限度額を設定していることもあるのです。
また、第一裏書人、第二裏書人の裏書が確認できる手形を受け取ることもあります
手形の裏表両方のFAXが必要なこともありますが、その場合には裏書人の信用についてチェックしています。
裏書人の信用によって手形割引の可否について審査をすることもあります。
非常に重要なポイントなんですよ。
会社の内容を尋ねられたら
手形割引業者に対して申し込みをした時に、会社の内容について詳しく尋ねられることもあります。
地元の割引業者であれば会社訪問を行って、受注の数や生産の状況といったものを確認します。
もしも不渡りになったとしても買い戻し能力があると判断されれば、金額次第では割引が可能になることもあります。
また、倒産防止共済に加入をしているのであれば、不渡りの時に共済から融資を受け取ることができるのです。
融資を受けることができる、ということが明確なのであれば、手形割引の対象となることもあるのです。
