手形の取引などにおいて、不渡り手形や手形が不渡りになった、という言葉を聞いたことがあると思います。
では不渡りというのはどのようなことを意味するのでしょうか。
不渡りについて解説します。
不渡りって?
不渡り手形というものを知るためには、不渡りがどういった状態なのかを知ることが重要です。
不渡りというのは、手形の支払いが正常に行われていない状態です。
つまり、手形の支払いをすることができないくらいに、経済的に苦しい状況に陥ってしまっているということになります。
この手形というのは個人と個人の間でも使用することはあります。
そして企業間においても手形が使用されることは多いですし、企業間において不渡りが出ることも少なくありません。
企業と企業というのは支払いの金額も大きいですので、手形を発行することが多いのです。
手形というのは約束手形、為替手形といった種類がありますが、商業目的として発行されるのは一般的に商業手形になります。
融通手形、白地手形といったものもあって、どのようなシーンで利用するのかによって、使い分けられているのです。
企業間においてこのような手形を利用することによって、取引をスムーズに行うことができるようになります。
手形を発行することによって、企業間における信頼感も生まれていきますし、お互いがお互いを信用できるようになり、結果的に長期的な付き合いをしてもらえるようになるのです。
不渡りになった時にはどうすれば良いの?
手形が不渡りになってしまうと、どうなってしまうのでしょうか。
不渡りになってしまった場合、振出人は倒産になります。
倒産にならなくても、事業の再建が必要不可欠です。
また、半年の間に2回の不渡りを出してしまうと、会社としての信頼はなくなってしまいます。
そして銀行取引停止を受けることになってしまいますので、十分に注意をしなければなりません。
不渡りは会社の信頼において非常に多きな傷を残してしまうことになりますので、発行するのであればある程度の支払い意思が必要不可欠になります。